【Windows10環境の構築ガイド】システム設定編 III

 2017-May-15 作成   May-16 修正

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【Windows10 ウィンドウ・フォントサイズ】


  通常のHD画面(1980x1080)ぐらいまでは、それほど気になりませんが
 2K(2560x1440)や4K(3840x2160)とかになれば気になり始めるのが
 表示文字のフォントサイズですね。
WindowMetrics_09.jpg
  目がしょぼしょぼしてくるぐらい小さい文字になってしまいます。   なにせデフォルトが「9ポイント文字」ですから。   「Windows10 Creator Update」で、これを調整する機能が無くなりました。   これまでの「コントロールパネル」から「設定」に移行する方針は良いのですが、   その際に自分達が面倒なトコは割愛しています。   相変わらずMicrosoftのエンジニアは自己中だらけでユーザの事がまるっきり理解出来ていませんね。   今はまだフルHD(1980x1080)が中心ですが、ゆっくり4Kへと進み始めているのが現状です。   そんな中、ゲームを楽しんでいる人は、「まだまだコストが高い4Kまではいらないけど広い画面が欲しい」   って人は、手頃な2Kモニタの環境を使うでしょう。   そこで初めて「なんか文字小さいなー」ってなる訳です。   「Windows10 Creator Update」の標準的な設定は「画面まるごと拡大(カスタムスケーリング)」   しか無くなっている訳です。(2Kや4Kの意味ねーじゃんとw)     「広い画面でゲームしたいのに馬鹿じゃねぇの?」   しか感じないですよねw   なんともまぁ「お粗末」としか…w   以前は「コントロールパネル」の「ディスプレイ」から実用的な部分に限ってフォントサイズが調整出来たんですけどね。
Win10_FONT01.jpg
Win10_FONT02.jpg
  「Windows10 Creator Update」でもかなり面倒ですが、その時の調整レベルが行えます。   但し、直接的にレジストリ操作しなければなりません。   変化の状態を見て見ましょう   12ポイント文字化(2Kモニタ向き)
WindowMetrics_12.jpg
  14ポイント文字化(4Kモニタ向き)
WindowMetrics_14.jpg
  プルダウン・メニューの見易さが格段に変わりますね。   割愛された機能の影響の大きさが良く解ると思います。   ここからは「レジストリエディタ」に慣れている人、これまでのシステム調整について来れた人が対象になります。   難しいと感じた人は、マイクロソフトさんに以前の調整を復活させるよう意見してみましょうw   スタートメニューを右クリックして「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
Win10menu.jpg
  HKEY_CURRENT_USER → Control Panel → Desktop → WindowMetrics と   順に をクリックして 階層を展開します。   目的のレジストリは「WindowMetrics」です。
Win10_SID06.jpg
 「WindowMetrics」を選択した後、右クリックして「エクスポート」(ファイル出力)しましょう。  ファイル名は適当(WindowMetrics.regなど)に付けて下さい。(拡張子は自動的に.regになります)  直接編集すると、必ず失敗する人が出るので、一旦テキストファイル出力するのが良いです。  出力先フォルダをメモしておく事を忘れずにねw
Win10_SID07.jpg
 出力したオリジナルファイルは、バックアップしておいて下さい。  保存したそれぞれのファイルを編集します。メモ帳でもmeryでも何でも良いです。   編集箇所だけ示します。目的のデータ以外は絶対触らない事。
Win10_SID08.jpg
 編集が終われば、再確認して保存します。  保存したファイル名をダブルクリックして、適用する前に他のウィンドウを閉じてから、適用として下さい。  Windowsを再起動した後に反映されるので、再起動して下さい。  バックアップしたファイルを同様にダブルクリックして反映すれば、元に戻せます。  (もしくはWindows10の「設定」のカスタムスケーリングで一旦「125」した後「100」に戻すとかしても良い)



 上記で上手く行かなかった場合
 起動してるWindows特化のレジストリを変更してみます。
 (通常は上記の変更後、Windows再起動によって、以下も自動で反映される)


  最初に起動しているWindowsのSIDを調べます。
  卓駆だとOS設定とは独立してシステムファイルや隠しファイルを簡単に表示出来るのですが
  (未だに卓駆を併用してる利用の一つ)もうHPを閉じて終了してしまったので、今回はAS/R
  で行きます。


 まずAS/Rを普通に起動します。この時「管理者モード」で起動してはダメです。
 「システムファイルの非表示」のチェックを一旦外します。
Win10_SID01.jpg
 隠しシステムフォルダの「$RECYCLE.BIN」を見つけます。  各ドライブ毎にありますが、今回対象になあるのはC:ドライブだけです。
Win10_SID02.jpg
 「ごみ箱」と表示されたフォルダの中身を見ます。
Win10_SID03.jpg
 一見空っぽに見えます。  ゴミが貯まっていればそのゴミも。但し消去はデスクトップのゴミ箱アイコンから行う事。ここで削除してはダメです。  一番上に表示される「フルPATH名」をメモしておきましょう。  これが「SID」です。  メモを取ったら、AS/Rの表示設定の「システムフォルダを表示しない」に戻しておきましょう。  (生かしたままだあとデスクトップにも表示したり面倒ですから)
Win10_SID04.jpg
 マルチブート等の環境では、個々のブートから参照されるドライブ毎にSIDが作成されるので  複数のSIDを持つ事があります。  その時でもSIDでは無く「ゴミ箱」として表示されたのが現在起動中WindowsのSID用となります。  では、該当SIDのレジストリを探しましょう。  HKEY_USERS¥(SID)¥Control Panel¥Desktop¥WindowMetrics
Win10_SID05.jpg
  これを選択した後、右クリックして「エクスポート」(ファイル出力)しましょう。   ファイル名は適当に付けて下さい。(拡張子は自動的に.regになります)   直接編集するとまず失敗する人が出るので、一旦テキストファイル出力するのが良いです。   出力先フォルダをメモしておく事を忘れずにねw  (デフォルトはユーザ¥ドキュメント(フォルダ)\下に保存されます)   同様に HKEY_USERS¥.DEFAULT¥Control Panel¥Desktop¥WindowMetrics に   ついてもエクスポートしておきます。   保存したそれぞれのファイルを編集します。メモ帳でもmeryでも何でも良いです。   編集箇所だけ示します。赤枠以外は絶対触らない事。   また編集前の状態のファイルをバックアップしいておきましょう。   12ポイント化用サンプル
WindowMetrics01.jpg
 .DEFAULTの方は、SIDの行が [HKEY_USERS\.DEFAULT\Control Panel\Desktop\WindowMetrics] となります。   14ポイント化用サンプル
WindowMetrics02.jpg
 編集が終われば、再度チェックして保存します。  保存したファイル名をダブルクリックして、適用する前に他のウィンドウを閉じてから、適用として下さい。  Windowsを再起動した後に反映されるので、再起動して下さい。  バックアップしたファイルを同様にダブルクリックして反映すれば、元に戻せます。  (もしくはWindows10の「設定」のカスタムスケーリングで一旦「125」した後「100」に戻すとかしても良い)