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【SSD導入ガイド】BIOS設定編
SSDを使う上で基本的な事が crucialのサポートページ に詳しく出てます。
とても参考になると思います。
Windowsでのインストールで不具合は、9割以上Windowsインストーラの問題です。(中華製SSD除くw)
SSDは、ウェスタンデジタルかクルーシャル、キオクシア、プレクスターの順あたりが良いでしょう。
SSDに直接Windowsのインストールは行わないのが良いです。
Windowsインストーラのパーティション操作はセーフティモード以下なオマケでしか無いです。
これはHDD時代のものであり、SSDは一部のものがまぐれで使える程度です。
どうしても必要な場合は、コマンド操作に切替えて「diskpart」で行う必要があります。
・Windowsインストーラのパーティション設定画面で「Shift+F10」を押してコマンドプロンプトを開きます
・コマンドプロンプトで「diskpart」と入力し、Enterキーを押します
・「list disk」と入力し、Enterキーを押すと、接続されているすべてのディスクが表示されます
・リセットするディスクを確認してから、続行します Disk 0/1/・・・ (0~の番号)
・「select disk #」と入力し、Enterキーを押します
・「clean」と入力してすべてのパーティションを削除し、ドライブをリセットします
・「exit」と入力し、Enterキーを押してDiskPartを終了します
上記と関連してクルーシャルでもクローニングを推奨しており、そのサポートが詳しくされています。
SSDメーカ推奨がクローニングなため、推奨以外の直接インストールは自己責任でしょう。
そもそもWindowsインストーラの欠陥をSSDメーカがどうこうする事は出来ませんw
crucial SSDの最適化について
ここではマザーボードのBIOS設定をするので、先にマザーボードのマニュアルを熟読しておきましょう。
SSDを使うに当たって最大限注意すべき事は「PC動作中にSSDの電源停止させない事」です。
省電力?そんなものは要りません。節電したいならばHDDを使って下さい。
省電力によるストレージ電源OFFが発生するとSSDが壊れる場合もあります。
まずはマザーボード上で「これはSSDだから電源注意ね」って事ですね。
(サンプル ASRock Z97 BIOS)
まず「ストレージ」(HDD・SSD等の記憶装置)の設定で、接続されている装置がHDDかSSDか
を設定します。
今までのの処、クローン作業等でHDDを接続してもBIOS設定上がSSDのままでも特に問題は発生していません。
但し、SSDを接続しているのにBIOSがHDDなのはまずいかも知れません。
BIOSの設定が終われば、SAVEして終了(再起動)です。(SAVE&EXIT)
《余談》
Linuxでの起動ですが、インストール済みの最新版Debianなら問題無いですが、Liveディスクや
一部のディストリビューションでは、EFIではなく旧BIOS形式でないと上手く立ち上がらない場合があります。
そんな時には、CSMの設定で旧形式に認識させてやると良いです。
今回はDebian-Live DVDなので、CSMを有効にします。(Enabled)
CSMをDissableにすればEFI形式に戻せます。
いずれもCSMの設定後、一度再起動して再度BIOS設定にする事で詳細設定が
それぞれEFI/BIOS対応に切り替わります
【SSD導入ガイド】Windows導入編
基本的にWindowsのインストールはHDDで行い、全てのインストール・設定・最適化は
HDD上で完了させます。
SSDは、完成したHDDのクローンで生成します。
この時、コピー先、コピー元、どちらでも良いですが、必ずUSB接続にしておきましょう。
・対象となるHDDが両方共アンマントの状態で、USB接続します。
・参照が終われば、接続したUSBドライブ側をアンマウントします。
但し、パーティションの確保はHDDとSSDで僅かながら異なる場合があります。
そこで、完璧なのは、SSDでWindowsインストールDVDでパーティション確保だけしてインストールは行わず
その状態のSSDをHDDにクローンする方法です。
その後クローンしたHDDでWindowsのインストールを行って行く。と言うのが安全かも知れません。
で、クローンの仕方ですが、フリーのツールもありますが、一番完璧なのは「Linux Live DVD」でPCを起動して
Linuxコマンド 「dd」 を使用する事です。
Linuxは数多く出ていますが、最も原流で古参でもある「Debian」をお勧めします。
UbuntuはDebianのテスト版(開発中的な位置。Windows Insider Program的なもの)をベースにして
パッケージされたものなので、Debian派生の1つに過ぎません。原流はDebianです。
Fedoraも最新技術ではありますが、試行錯誤中な部分も多くLinuxに精通した人向きでお勧めしません。
フリーのクローンソフトであれば、中にはSSDに最適化してクローンするものもある様ですが実際どこまで出来て居る
のかは知りません。(使った事が無いですし、製作者でもないし知りようが無いw)
Linuxのddコマンドに戻ります
ddを実行する上で気を付けたい注意事項(まだどう云う使い方かの説明)
・adminationツール(システム設定ツール)でScreenSaverを無効(ever)にしておきましょう。
もし解除忘れで、解除の際にパスワードを求められたら、「live」(LIVE小文字)で。
・対象となる「コピー元、コピー先」のデバイスがマウントされていない事
・対象となるコピー元のデバイス名、コピー先のデバイス名(/dev/sda等)
これはファイラー(エクスプローラー的なもの)で該当デバイスを閲覧しようとクリック
すれば自動的にマウントされますし。カーソルを合わせたら/dev/sd**が表示するでしょう。
マウントの解除(アンマウント)はファイラーのパーティション名の右横にある▼をクリッックします。
コマンドの場合は、 「sudo umount /dev/sd〇〇」です。
コマンドでマウント状況を確認するには「df」(disk free:使用空き状況の確認リスト表示)
を実行します。
・dfコマンドでマウントがされて居ない事を確認出来れば、ddコマンドでクローン開始です。
・例えば、コピー元(入力)が/dev/sdaで(1~nの番号は不要です。
それはデバイスでは無くパーティション番号です)、コピー先(出力)が/dev/sdcだと仮定した場合。
sudo dd if=/dev/sda of=/dev/sdc bs=4096 conv=noerror,sync
となります。 注)noerrorカンマsync(ピリオドでは無い)
コピー(クローン)が完了したら、総コピーセクタ数などメッセージ表示して
コマンド入力待ち(プロンプト表示)に戻ります。
クローン作業が終われば、そのままLinuxをシャットダウン(電源OFF状態)します。
・これでコピー元とコピー先のHDD・SSDを交換します。
・但し、この2つを同時に接続して電源を入れては絶対ダメ! 内容が壊れます。
HDD/SSDのパーティションは、SIDと云うID名で管理されます。
同じPC内に同じIDが2つ存在してはダメなのです。
どっち使こたらええねん?状態。最悪両方壊します。
1.まずはSSDを繋いでWindowsインストールDISKから起動してパーティションの作成まで進めます
2.debian Live Disk等によりSSDのパーティションをHDDにクローンします。
クローンツールがHDD/SSD最適化を完全にサポートするならば、「1,2」の作業は不要で
いきなりHDDにインストールすれば良いでしょう。
3.HDDだけを接続してWindowsインストールDiskから起動してインストールを行います。
4.Windowsのシステム設定で、節電機能を無効にします。
・コントロールパネル>ハードウェアとサウンド>電源オプション
HDD電源停止までの時間:0(なし)
スリープ:次の時間経過後スリープする:なし
(バランス、省電力、高パフォーマンス 3つとも設定し直しておく方が安全)
5.コマンドプロンプトでハイバネーションを無効にする
コマンドプロンプトを管理者モードで起動する。
(スタートメニュー>コマンドプロンプトを右クリック>管理者モード)
powercfg.exe /hibernate off を実行する。
ハイバネーション:メインメモリを定周期にHDD(SSD)に数GB何度も書き出す
SSDの累積書込み限界値がすぐやって来ますw
SSDを早く壊す為の機能です。
節電するならシャットダウンで良い。スリープは無意味。
SSDなら起動も速いでしょ?w
6.Windows環境を整備する
アプリケーションのインストールの他にWindowsシステム設定もしっかり行っておくと良いでしょう。
参考:
【Windows10環境の構築ガイド】
【Windows 7 快適環境の構築ガイド】システム設定編
いずれもWindows10の環境設定に使えるものです。
【SSD導入ガイド】Debian-Live-Disk編
注)最初からここまで読んでいる事が前提です。
Windows等でDebianLiveDiskのイメージファイル(iso形式)をダウンロードします。
https://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/debian-cd/10.5.0-live/amd64/iso-hybrid/
・debian-live-9.□.□-amd64-cinnamon.iso がお勧めです。
cinnamon が数あるGUI形式の1つです。(色々なモニタ、グラボに対応しやすいのが特徴)
GUIの使い方がWindowsに近い感じで使えます。
ダウンロードしたisoファイルをDVDに焼いたら(isoを右クリック>ディスクイメージの書込み)
そのDVDから起動します。(事前にBios設定でBootをDVDドライブに変更しておく)
この段階ではNumLockが反応して当然なので下記の繰返し押しは不要です。
1度LEDが点灯するか見る程度で良いです。
Boot(起動)が始まれば、NumLock反応チェックを始めます。(ゆっくりで良い)
最初は反応しません。キーボードドライバが正常に読込まれたら点灯するので以降は押さなくて良いです。
DVDから起動中に何分も停止しているようであれば、CSMの設定漏れが考えられます。
キーボード、リセットボタン、電源ボタンの反応が無い場合は、「電源ボタン長押し(5秒以上)」します。
(H/W強制電源断)この様な事が無い様にきちんと最初にCSM設定して下さい。
起動中にNumLockをゆっくり何度か押して、NumLock LEDが点灯するか確認しておくのも良いでしょう。
2つの理由:先の反応しない状況かの確認。キーボード認証が上手く行かないのを防ぐ。(物理信号出して認証しやすく)
この段階でLEDが点灯すれば以降押さなくて良いです。
デフォルトでスクリーンセーバーが有効になっているので、クローン中に動作してややこしいので無効化します。
もしやってしまったら、解除のパスワード(管理者パスワード)は「live」(ライヴ)です。
バッテリ省電力機能を無効化します。
ターミナルの起動、及び、現在マウントされているデバイス(の空き容量)を確認。
コピー元、コピー先の確認、及び、dd実行前に対象物がマウントされていない状態にする。
ddコマンドでクローンを開始します。(数十分~数時間。容量で異なります)
if:inputFile 入力 コピー元 of:outputFile 出力 コピー先 bs:ブロッキング・サイズ
count:ブロック数(省略で入力元サイズ分全て) conv:オプション指定
クローン作業が終われば、シャットダウンします。
(再起動すると同じSIDが存在してしまうのでダメです)
コピー元、コピー先のドライブを外して、入替え作業等を行います。
BIOSのBootドライブを設定を修正しておきます。
またマザー内部時計が9時間ずれるので、その再設定も。