2022-07-26 初版 作成中
 

【2023年からのパソコン選び】


【CPU】


最初の選択はCPU、インテルかAMDか

インテルの12世代とチップセットZ690を使って思うのは
4Kモニタと大規模データ(1ファイル当たり数GB単位)、
音源USB3対応オーディオI/F(motu M4)といった環境を同時接続で
データ転送負荷が増える環境だと、CPUの帯域不足が発生し、
PCIe Root Port のハードウェアエラー(イベント17)が
頻繁に発生しました。

ハードウェアエラーとなったデバイスはPCIe接続でPCIe上で
データ転送を行うTVチューナーカードで、移植前の環境では
(第四世代CPU+Z97マザーボード)全く起きていなかった状況
です。

クロックやベンチマークだけで選択してはいけません。
OC世界大会に出るならともかく普段使いでは全く無意味です。
PCIe最大レーン数や最大データ転送帯域といった事が
遙かに重要な選択ポイントになります。

トータルバランスに優れたものを選択しないと、先に挙げた
トラブルで悩む事になりかねません。


お薦めとしては、AMD Ryzen 7800X3D、7900X あたりです。

解りやすく例えるなら次の様な構成に近いPCを考えるならAMD一択です。
 ・4K以上対応グラボ&4Kモニタ1台以上
 ・ハイレゾオーディオDAC
 ・PCIe接続4Kビデオキャプチャ
 ・保存用HDD(6、8、10TB等)複数台
 上記を全て同時に接続する、いわゆる4Kゲーム配信用高音質PC
 って感じのやつですね。

私は、やむなく購入したインテル第12世代(12700K、Z690)から、
AM5が出た際にすぐRyzen7900Xに乗り換えました。

(PCIe接続のドロップ0の高音質高画質TVチューナPC)
 1番組30分録画で4GBちょいのファイル
 TVチューナから4GB入力、チップセット経由でHDD録画、
 4Kモニタは映像出力なし、音声は32bit192K出力DACでヘッドホン出力
 この程度の環境でインテルはギブアップしEVENT17連発後ハングアップ、
 AMDは何も問題無く処理継続。

 もはやインテルは欠陥品と言えなくも無いレベルと個人的に思ってます。

 Z790でもEvent17が発生しDDR5-8000オーバーのOCで回避出来たそうです。
 (メモリスピードを極限まで上げデータ量を無理矢理消化させた話)

 AMDなら常用転送限界量の低いecoモードでも消化る話でした。


 4GAMERやインプレスと云ったサイトでは、モデル選択の一見参考程度
しかならないベンチ記事よりもこういった実用レベルのテスト記事を
出して欲しいものですね。
・4Kモニタ2~3台、PS5を2台とPCIe接続の4K60~120Hzビデオキャプチャ2台
・モニタで画像チェックしながら、それぞれを高音質高画質高フレームレート
 でHDD記録保存(OBS)
・RTX4080Ti、Gen5 SSD、DDR5-6000 32GB、32bit384KDAC
 13世代インテルまでなら試験完走すら無理かも?
 この上でベンチマークで負荷テストするのはありかもしれない。


【マザーボード】


CPUが決まらないと、どのチップセットを搭載したマザーを
選ぶか決まりません。

逆に使いたいマザーでCPUが決まるといった事はあります。

先のCPUで Ryzen 7900X を選択したならば、ソケットAM5のX670E系
マザーを選択する事になります。(或いはその下位互換チップ A6xx、B6xx)
インテルの第12世代、13世代を選択したならば、Z790かZ690を
選択する事になります。(或いはその下位互換チップ H7xx)

メーカは、ASUS、Gigabyte、ASRockがお薦めです。
グラボもマザーと同メーカーを選択する事をお薦めします。

私は、ソケットAM5の ASUS ROG CROSSHAIR X670E Hero にしました。

【メモリ】


選択肢としては、DDR5或いはDDR4になるでしょう。
今まで挙げて来た選択肢だとDDR5です。
DDR5はまだ成長期なので、高価なメモリを選択するより
安定性重視で選ぶ方が良いです。(G.Skill SK-Hynixチップのもの)

メモリチップの製造メーカとしては、Micron、SKHynix、SAMSUNGあたりですが

私はSKHynixかMicron(アメリカ)を選択しています。
クロックを詰めて行くならSKHynix(Korea)になります。
容量は1枚16GBか32GBを2枚セットのものでトータル32GB~64GBが目安です。
4枚構成は避けましょう。4枚差しは定格クロックが下がる仕様なので2枚構成にすべきです。

【グラフィックボード(GPU)】


nVIDIAかAMDの選択肢となります。
どちらを選択しても良いでしょう。
nVIDIAであれば、RTX 4070Tiか4060Tiが良いでしょう。
AMDであれば、Radeon RX-7900XTXか7900XTが良いでしょう。
動画編集等でCUDAを必要とするならnVIDIA一択かも知れません。

メーカは、ASUS、Gigabyte、ASRockがお薦めです。
マザーと同メーカーを選択する事をお薦めします。

ここまでで電源容量の大半が決まります。
RTX4080/4090、RT-7900XTといったハイエンドグラボなら
1200Wクラスの電源が必須です。
容量は最低8GB、出来れば12GB~16GBを選択すると良いでしょう。

【SSD/HDD】


SSDを選ぶ際に一番注意すべきは、発熱量です。
出来るだけ低発熱なものを選びましょう。
高発熱なものは、実寿命も短い(突然死)です。

SSDメーカは、WestanDigital(Black)、crucial(P5 Plus)がお薦めです。
HDDメーカは、WestanDigital(Black/Red Plus)、東芝がお薦めです。
SAMSUNGは高発熱・突然死が多いのでお薦めしません。
容量は1TB~2TBで、画像や動画保存用に8TB~12TBのHDDを
1台合わせると良いでしょう。

【電源】


質の良い電源を選択しましょう。
電源は余裕を持って850W以上の電源を選択しておきましょう。
増設した際に容量不足が発生したらPCが立ち上がらない等発生する事があります。
メーカは、SUPER FLOWER、FSP、SilverStone、Corsairがお薦めです。
RTX4000・RX-7000を選択するならば、ATX3.0以上(電源規格)GOLD以上を選択
するのが無難です。

【PCケース】


ここまで選択したパーツが収まる大きさのケースが必須です。
メーカは、Fractal Design、Corsair、LIAN LI、ANTEC、SilverStoneがお薦めです。




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